目次
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新編弘前市史 資料編1(考古編)
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第1章 地形と地質
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第2節 地質系統一覧
48.虹貝凝灰岩Ⅷ)(にじかいぎょうかいがん)
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村岡・長谷(1990)の命名による。模式地は、大鰐町虹貝字新田付近。碇ヶ関カルデラの地形的カルデラ縁及びその外縁に広く分布する。岩相は、主に軽石凝灰岩から成り、異質岩片に富む。異質岩片は、安山岩、流紋岩質軽石凝灰岩(尾開山凝灰岩)、デイサイト、緑色軽石凝灰岩、頁岩、シルト岩など。層厚は平均50m。
備考:岩井(1965)の虹貝層、井上ほか(1960)及び上田・井上(1961)の遠部層に相当するが、本層は碇ヶ関カルデラの形成に伴って噴出したと見なされる火砕流堆積物に限って用いられる。