51.温湯層Ⅷ)(ぬるゆそう)

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 酒井(1961)の命名によるが、ここでは村岡・長谷(1990)の再定義による。模式地は、黒石市温湯付近~白沢沿い。模式地のほかに、弘前市松木平及び大舘山南東部に分布する。岩相は、下部が火砕岩・泥岩・砂岩・礫岩から成り、上部が泥岩・砂岩・礫質砂岩・スコリア火山角礫岩などから成る。貝化石と珪藻化石を産する。層厚は180~400m。
 備考:岩井(1965)の温湯層及び松木平層を合わせたもの、小高ほか(1970)の温湯層、松木平シルト岩部層、王余魚沢層及び大川原層を合わせたものに相当する。