63.三ツ森安山岩Ⅷ)(みつもりあんざんがん)

37 ~ 37 / 649ページ
 村岡・長谷(1990)の命名による。模式地は、平賀町中横前沢。碇ヶ関カルデラ形成に先立つ火山岩類で、三ツ森山から矢捨山や阿蘇ヶ岳にかけて点々と分布する。岩相は、塊状の部分から、ブロック化して発泡の強いクリンカー状の部分まで様々である。変質は、一般に軽微である。岩床として産する場合には、柱状節理*59の発達した緻密で堅硬な岩相を呈するが、溶岩の場合に比べてやや変質が強い。層厚は200~250m。
 備考:小高ほか(1969、1970)の阿闍羅山安山岩及び無名安山岩を合わせたものから、阿闍羅山山体を構成する安山岩類を除いたものに相当する。