目次
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新編弘前市史 資料編3(近世編2)
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第8章 藩政期の宗教と信仰
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第四節 寺社建築
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二 神社建築
●東照宮 本殿 笹森町--重要文化財
1354 ~ 1354 / 1627ページ
寛永五年(一六二八)の建立であり、桁行三間梁間三間で入母屋造柿葺の屋根を載せて妻入としている。四周に縁を回し、軒唐破風付きの一間の向拝を付け、その繋ぎには海老虹梁を用いている。
他藩の東照宮に比して素木造の簡素なものであるが、細部の彫刻をはじめ、主体部の構造形式にいたるまで桃山時代の建築技術が生かされており、県内の神社建築のなかでは屈指のものである。
図23 東照宮本殿立面図・平面図
(『重要文化財東照宮本殿修理工事報告書』より転載)