弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

弘前市立郷土文学館/郷土が誇る「津軽文士」の直筆資料

全国屈指の文学都市・弘前。弘前市立郷土文学館の展示室に掛かる絵図「北の山嶺」は、青森県出身・ゆかりの文人らを山に見立てその系列を実現したもので、実に縹緲(ひょうびょう)たる山脈(やまなみ)です。

郷土文学館が常設展示しているのはそのうちの10人。陸羯南(くがかつなん)佐藤紅緑(さとうこうろく)葛西善蔵(かさいぜんぞう)福士幸次郎(ふくしこうじろう)一戸謙三(いちのへけんぞう)石坂洋次郎(いしざかようじろう)高木恭造(たかぎきょうぞう)平田小六(ひらたころく)太宰治(だざいおさむ)今官一(こんかんいち)。明治以降に活躍した、郷土が誇る「津軽文士」の系譜をたどることができます。

このたび、この10人のうち陸羯南、佐藤紅緑、葛西善蔵、福士幸次郎の原稿、書幅、短冊、色紙などの貴重な直筆資料のデジタル化が実現し、鮮明な画像で閲覧ができるようになりました。