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弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

  1. 弘前市立弘前図書館
  2. 文学館(資料グループ)
  3. 詩篇「恢復」の一部(目録)
  4. 詩篇「恢復」の一部
目録内容
文書名 詩篇「恢復」の一部
文書名(カナ)
文書名(ローマ字)
別名
別名(カナ)
別名(ローマ字)
文書名(欧文)
文書名に関する注記
差出・作成者 福士幸次郎
差出・作成者(カナ)
差出・作成者(ローマ字)
宛所
宛所(カナ)
宛所(ローマ字)
書写者
書写者(カナ)
書写者(ローマ字)
作成年
作成年終
数量 1幅
形状 軸装
寸法 軸装:縦200.0cm 横46.0cm 本紙:縦136.0cm 横33.0cm
寸法(縦)
寸法(横)
材質
形態に関する注記
保存状況
縮尺
その他の注記
言語 日本語
ISBN
ISSN
主題
主題(カナ)
主題(ローマ字)
関連する地域・場所
関連する地域・場所(カナ)
関連する地域・場所(ローマ字)
関連する人物・団体
関連する人物・団体(カナ)
関連する人物・団体(ローマ字)
内容年
内容年終
内容
内容(カナ)
内容(ローマ字)
解題・説明 福士幸次郎の詩集『展望』(新潮社、大正9(1920)年)のなかの一篇「恢復」の末尾にあたる。ただし、本資料と『展望』に収録されているものとの間には全体的な仮名遣いの異同があるのに加え、本資料で「君はその時見ぬか暗く厳かに淋しくまた賑かな春と冬とのわかれ目を  空は暗く風は低く日は短かく併しいづこにか孕む恢復の希望」とされているのが、『展望』に収録されているものでは「君はその時見ぬか、ああ見ぬか、暗く厳かに淋しくまた賑かな春と冬との分れ目を!/空は暗く、風は低く、日は短く、/しかし何処にか胸にはらむ恢復の希望……」とあり、わずかな語句の異同もある。
 『展望』に収録されている詩について福士は3部に大別している。詳述すると、「抒情詩主義(リリシズム)時代と現実主義時代との二段に変遷し来つた私の詩的閲歴の二期とすれば、最後のクラシックの調を帯び来つた現在は、その第三弾の変化たる古典主義時代とも称すべきもので、この詩集はすなわちこの私の作風上の変遷に応じて、三部に分けたもの」とするのである。詩篇「恢復」はこのうち、第3部「古典主義時代」に分類されている。詩の末尾には「8 Ⅳ 4.」と記されており、「大正8(1919)年4月4日」につくられたと推察できる。
 以下、その全文を挙げる。「人生は苦難と愛の庭、/荒い心に温柔をつつみ、/真茂る木の葉に赤い実点々と、/秋の日照りに槙の並樹の、/逞しく足を揃へるその苔青い幹。/やがて冬は来り、葉は落ち、/枝はささくれ立ち、/あの険しくも白眼をした雪もよひの空、/寒い雨、/地凍る霜の夜明け、/君の呻きは細枝をふるはし、低い空を嘯かう。/欠乏の黒い感情、/苦痛に満ちた忘失の眼、/この身にふりかかる苦しみの出所は何?/やがては池の氷も黒ずみ、/広い畠地は割れ、/さびしくも小鳥鳴き、/天地ことかはる季節のさかひに、/君はその時見ぬか、ああ見ぬか、暗く厳かに淋しくまた賑かな春と冬との分れ目を!/空は暗く、風は低く、日は短く、/しかし何処にか胸にはらむ恢復の希望……」(旧字を新字に改めた)。(村山龍)
解題・説明(英語) -
来歴
来歴(英語)
所蔵機関 弘前市立弘前図書館
原資料の所在地
資料番号
管理記号 07
カテゴリ区分 文書・記録
資料種別 書幅 > 軸装
資料分類(大分類) 04_福士幸次郎
資料分類(中分類) 6_書幅
資料分類(小分類)
文化財情報
manifest.jsonへのURL
参照データ
関連ページURL
関連画像URL
自治体史掲載 福士幸次郎(『新編弘前市史』通史編5(近・現代2) 第八章第一節)
出版物・関連資料
翻訳元の言語
権利関係・利用条件
原資料の利用条件
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緯度・経度・高度に関する注記
DOI
既刊目録名
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