元禄七年八月十四日付芭蕉筆智月宛書簡

原本の画像を見る


  尚々くわし一さほ
  これ又忝そんしまいらせ候
  打寄たへ可申候

 御みまひとして長蔵
 被下ことにハなんはん
 酒一樽ふ二十おくり
 くたされ忝そんし参らせ候
 十五日月見のきやく
 御さ候ところ一入/\
 御うれしくそんしまいらせ候
 長蔵のくたひれ可申候
 まゝ一日とめ申へくと
 申候へ共せひかへり可申
 と申候まま其まゝかへし
 申候しらぬ道きとくニ
 能たつね参候
 藤すけ弁七無事
 のよしよろこひ
 まいらせ候
 おせき女良お市女良へ
 よく/\御心得可被下候
 此方半左衛門ことのほか
 よろこひ被申口上ニ
 御礼申参候めてたくかしく
          はせを
  八月十四日
   智月様