三草子

原本の画像を見る


 白双紙赤双紙忘水の三冊は親弟土芳祖翁の膝下
 にありて示教の金言也手つから書写もの也此極意
 此書過るもの有へからす他人の見る事を不許ものか
 明和六年春於伊賀上野蓑虫庵得故人猿雖老人
 自筆執以写之
  
  風雅の道にかくしぬへきなしといへともその秘するハ
  道に信あらしめん為なるへし三鳥三木のたくひ
  みな此国の風懐也人の信によりて見すへきもの也
  
  さかせよや 雪ふみ分て蕗の棠 蝶夢(花押)

原本の画像を見る


                  於嵯峨落柿主
 安永二巳三月             重厚写之
   廿三枚