三冊子

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白双紙赤草紙忘水の三冊は親弟土芳祖翁の膝下に
在て示教の金言を手つから書写すもの也此道の
極意此書に過るもの有へからす。他人の見る事を
 

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不許もの歟
明和六年の春於伊賀上野蓑虫庵得故人猿雖老
人か自筆て書写者也
          蝶夢判
風雅の道にかくしぬへきなしといへ共其秘するは道に信あら
しめんか為なるへし三鳥三木の類ひみな此国のなり[本ノマヽ(傍注)]人の
信によりて見すへきもの歟 さかせとや雪かき分て蕗の棠
右三草紙はわか師幻阿上人の真蹟の書を以て謹写之もの也
天明五巳のとし七月
                 渡辺去何
 
右之三草紙はわか師古巣先生の真蹟の書を
以て謹写之もの也誠の正風躰之書也今秘蔵
者也
旹文化二己のとし五月
                   梅主