藤堂高虎書状

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 態令申候仍うり米
 之儀もはや弐万石
 程うり付候由聞届候
 残壱万石者聞合
 しめうりニ仕由尤候
 何篇油断ある
 ましく候
一作毛山中分何も
 うへつけ国中ハ
 少雨も待由但其後
 爰元大雨降候間
 其辺も可為其
 分と存候事
一当年者何方も
 麦能候間候間定而百
 姓も有付可申候と
 存候何事も無油断
 可申付候事
一六月十日ニ相越候
 酒之便宜ニ何事も
 可申越候也
   和泉
 六月朔日(印)
  加納[   ][(藤左衛門殿)(傍注)]
  中小[   ][(路市介殿)(傍注)]