藤堂高通書状

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一筆申達候
先書ニ爰元之大
火事あらまし書
付申候此書付具ニ
判ニ出申間披見
可被申候大形是ニ而知レ
申候今度者此方
両やしき替儀
無之恐悦至ニ候
牛嶋之屋敷者
四日ノ晩七つ時ニ類火
申候与谷六太夫も
唯今者めいわく
かり候与谷者先
唯今我等下屋
敷ニ居申候其方者
よき時分江戸ニ
居被申一段之仕
合と申儀ニ候
併唯今者長閑ニ
成申もはや花ヲ
催候江戸故方々
にもはや慰事
候猶追々可申入候
恐々謹言
     佐渡守
 二月十八日 (花押)
  石田三郎左
      まいる