猪田神社本殿 附棟札
【指定区分】 | 県指定 |
---|---|
【種別】 | 建造物 |
【所在地】 | 下郡 |
【指定年月日】 | 昭和37年2月14日 |
解説
一間社流造の檜皮葺で、三方に浜縁がめぐらされている。正面の柱間には板唐戸、他の3面は板壁で、彩色は軸部の丹塗り、壁面の胡粉塗りを基調とし虹梁・身舎柱上組物には極彩色が施されている。妻部の蟇股は装飾的に上下の横木の間に置くのみで、猪田に所在する猪田神社本殿と建築様式が類似している。社殿は天正伊賀の乱により焼失したが、慶長9年(1604)に猪田山出の小天狗清蔵が願主となって再建されたことが棟札からわかる。現在の本殿は天保7年(1836)に修理を行い、この時に慶長期の部材の一部を再使用している。関連資料・関連ページ(別画面が開きます)
歴史探訪 猪田神社(下郡)