愛宕神社本殿 附棟札
【指定区分】 | 県指定 |
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【種別】 | 建造物 |
【所在地】 | 上野愛宕町 |
【指定年月日】 | 昭和37年2月14日 |
解説
愛宕神社は慶長5年(1600)に小天狗清蔵が創建した大福寺を母体に、藤堂高虎が元和2年(1616)に勝軍地蔵権現を勧請して新たな社殿を建立した。本殿は桁行五間、梁間二間の入母屋造で平入、三間向拝で1間は軒唐破風である。当初は檜皮葺であったが現在は銅板葺に改修されている。主要部は極彩色、他は朱塗りが施されている。軒唐破風を構え、獣面木鼻や天井画など装飾が非常に多いのが特徴で、意匠的には17世紀後半の傾向を示している。棟札から文政2年(1819)・弘化2年(1845)に修理が施されたことがわかる。