絹本著色如来荒神曼荼羅図

絹本著色如来荒神曼荼羅図


絹本著色如来荒神曼荼羅図 画像
【指定区分】県指定
【種別】絵画
【所在地】西高倉
【指定年月日】平成元年3月27日

解説

画面は内院と外院からなる。内院には、宝冠を着けた六臂の如来荒神が宝瓶座に座り、その下部に群青身の不動明王と赤肉身の愛染明王が配されている。不動明王は右手に剣、左手には羂索の替わりに輪宝を執る。愛染明王は、頭上に弓矢をかざす天弓愛染で、異色構成の図像である。外院は、12の円相内に尊名を特定できない多面多臂の菩薩形や鬼神形を並べ、荒神像のほか14の尊像からなる曼荼羅図を構成している。持物など一部に後世の補筆が認められるが、当初部分は荒神像図としては希少な室町期の作と考えられる。
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