絹本著色星曼荼羅図
【指定区分】 | 県指定 |
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【種別】 | 絵画 |
【所在地】 | 長田 |
【指定年月日】 | 平成4年2月21日 |
解説
天台座主慶円の作と伝えられる円曼荼羅の一例である。四重円からなり、中央円には釈迦金輪、二重円には上辺の小円内に北斗七星、下辺に九曜星を配している。三重円には小円内に十二宮、四重円には二十八宿を配列している。また、画面四隅に宝瓶、中央上部に天蓋、下方に玻璃器に挿した供花を配している。釈迦金輪及び地文・宝瓶・天蓋には截箔を施し、背面に寛文11年(1671)の修理記が見られる。平安末期から鎌倉初期にかけての作例と考えられる非常に古い星曼荼羅である。