木造阿弥陀如来坐像
【指定区分】 | 国指定 |
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【種別】 | 彫刻 |
【所在地】 | 菖蒲池 |
【指定年月日】 | 大正4年8月10日 |
解説
寄木造。頭部は螺髪を表し、木製の白毫を嵌入している。豊顔木眼で両手は臂を曲げ、膝の上で定印を結んでいる。当初の漆箔が一部残存し、全体的な印象から平安後期の作とされ、整った定朝様を保持する県内屈指の作例である。台座と光背はともに後補で、大正5年(1916)の修理の際に台座から「天文拾五年丙午(1546)□造之 住持□賀大工橘安経 長田仏性寺□」という補作を示す銘文が確認されている。なお、『伊水温故』(県指定文化財)には、四天王立像(国指定文化財)とともに市場寺の前身と考えられる市場山長福寺にあると記されている。関連資料・関連ページ(別画面が開きます)
伊水温故