木造薬師如来坐像

木造薬師如来坐像


木造薬師如来坐像 画像
【指定区分】国指定
【種別】彫刻
【所在地】三田
【指定年月日】平成3年6月21日

解説

一木造。頭部は螺髪を表し、白毫はつくらない。衲衣を偏袒右肩に着し、腰部に裙を纏う。左手は掌を上にして膝上におき、薬壺を載せている。右手は掌を前に出して立て、五指を緩く伸ばしている。脚部は、右足を外に結跏趺坐している。頭部が大きく、胸をそらせた体躯には厚みがある。また、膝の奥行が深く、全体に穏やかで安定した趣を示している。制作時期は10世紀半ばを下らないと思われるが、眉や目を表す優美な曲線をはじめ、柔らかな肉取り、薄い質感をとらえた着衣の表現は平安後期の和様に通じる。
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