木造大日如来坐像

木造大日如来坐像


木造大日如来坐像 画像
【指定区分】県指定
【種別】彫刻
【所在地】森寺
【指定年月日】昭和30年4月7日

解説

一木造。頭部は宝髻を結い、地髪は素彫で薄い木製の筒形宝冠(後補)を戴き、宝冠帯を下げ、白毫相を表す。両手は臂を曲げて腹前で法界定印を結ぶ。腕釧、臂釧をつけるほか条帛、裙、腰布をつけ左足を上に結跏趺坐している。古色を呈しているが、表面は漆箔が施され、一部に金泥が残っている。体部の奥行に厚みがなく、抑揚の少ない平らかな表現が腹部などに見られることから、制作は平安後期と考えられる。
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