上野天神祭供奉面

【指定区分】 | 県指定 |
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【種別】 | 彫刻 |
【所在地】 | 上野相生町 |
【指定年月日】 | 昭和38年9月12日 |
解説
上野天神祭の鬼行列で使われる供奉面である。鬼行列は、町々の悪疫退散と五穀豊穣を祈念して練り歩くが、元は藤堂高虎の眼病平癒の祈禱のお礼として能面を賜ったことが始まりといわれる。上野相生町が所蔵する面は、童子・怪士・猩々(写真)・真蛇の能面4面と四天王の行道面1面、斧山伏の民俗面1面である。童子の裏面には菊鉋目がみとめられ、怪士の眼は真鍮押しであったと思われる。なお、真蛇は藩主から賜ったという伝承がある。