中ノ瀬磨崖仏

中ノ瀬磨崖仏


中ノ瀬磨崖仏 画像
【指定区分】県指定
【種別】彫刻
【所在地】寺田
【指定年月日】平成6年3月9日

解説

上野市街地から国道163号で大山田方面に向かう途中の岩壁に彫られた磨崖仏である。伝阿弥陀三尊像を中心に、東に地蔵菩薩立像、西に不動明王立像を配している。伝阿弥陀三尊の中尊のみを半肉状に彫出し、他の像は線刻により表現している。この作風の違いをはじめ、両脇侍の法量の不揃い、全体の構成に統一感を欠く点などから、最初に伝阿弥陀三尊の中尊が彫出された後、鎌倉期から室町期にかけて順次、線刻の仏像が彫られたと考えられる。
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