木造十一面観音立像

木造十一面観音立像


木造十一面観音立像 画像
【指定区分】市指定
【種別】彫刻
【所在地】野間
【指定年月日】昭和48年1月25日

解説

一木造の彫眼で、右手は下方にのばし、与願印を結ぶ。左手は屈臂して水瓶を持っている。条帛を懸け、天衣を纏う。衣文の彫りは浅い。衣の折りたたみ部や天冠台などに藤原風の要素が見られるが、菊座の彫りがやや簡略なことなどから、制作は南北朝期から室町期と推定される。天正伊賀の乱による兵火をのがれ、慶明寺に伝えられたとされる。
目録を見る