梵鐘

梵鐘


梵鐘 画像
【指定区分】県指定
【種別】工芸品
【所在地】山出
【指定年月日】平成10年3月17日

解説

慶長17年(1612)の銘がある袈裟襷文の梵鐘である。鐘身肩部乳の間4区に、4段5列に配した鋲頭形の乳が見られ、整然とした袈裟襷文、龍頭と同方向の位置に鋳出された2つの複弁八葉蓮華形撞座、おだやかな曲面を呈する末広がりの形姿など、和鐘の伝統形式を踏襲している。鐘身池の間に記された刻名により、本願小天狗清蔵をはじめ、鋳造の意趣や結縁者、鋳師・助工の名が明らかで、由緒の確かな銅梵鐘として貴重である。
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