伊水温故(菊岡如幻自筆本) 附紙本着色菊岡如幻自画自賛像
【指定区分】 | 県指定 |
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【種別】 | 書跡・典籍・古文書 |
【所在地】 | 上野丸之内 |
【指定年月日】 | 平成26年1月23日 |
解説
著名な文人であった伊賀の豪商菊岡如幻が、天正伊賀の乱における寺社の荒廃や古典籍の焼失を憂い、自ら伊賀国内をめぐって、阿拝・山田・伊賀・名張の各郡の由来や名所・旧跡、寺社の縁起などを記した地誌である。本書は貞享4年(1687)に藤堂藩主の命により編さんされたが、献上されたものが確認できず、菊岡家に伝えられた本品が現存する唯一の自筆本である。