考古資料

板彫五輪塔


板彫五輪塔 画像
【指定区分】国指定
【種別】考古資料
【所在地】富永
【指定年月日】明治45年2月8日

解説

薄板を五輪塔の形に刳りぬき、表面に印仏1,036体を彫り、各輪の小円内に梵字を表している。裏面には、水輪以上に宝筐印陀羅尼の梵字真言を刻み、水輪・地輪に銘文がある。地輪の銘文には「当得成仏若有人作印仏印塔功徳 建仁三年(1203)九月十五日造 造東大寺大勧進大和尚」とあり、俊乗坊重源の寄附とわかる。重源が諸寺に寄附したものには独創的なものが多く、本品もその一例とされる。
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