解説

昭和54年（1979）から毎年7月最終の土・日曜日に行われている。土曜日の宵宮では、夕刻から平田地区の東町・中町・西町がそれぞれの楼車に提灯を灯し、笛・鉦・太鼓の囃子で、賑やかに町内を巡行する。日曜日の本祭では、勇壮に錬る早朝の神輿に始まり、午後には祇園花の行列（写真）が、竹幣・祇園花・花太鼓・神輿・神職・輿太鼓・神宝・献花・楼車の順で、町内を植木神社まで巡行する。祭りの最後に花奪いがあり、伊賀地域の祇園祭の典型といえる祭礼行事である。