伊賀鉄道上野市駅舎・桑町跨線橋・小田第二暗渠・小田拱橋

伊賀鉄道上野市駅舎・桑町跨線橋・小田第二暗渠・小田拱橋


伊賀鉄道上野市駅舎・桑町跨線橋・小田第二暗渠・小田拱橋 画像
【指定区分】国登録
【種別】建造物
【所在地】上野丸之内/上野桑町/小田町
【登録年月日】令和3年2月4日

解説

上野市駅舎(写真)は、大正6年(1917)に伊賀軌道の「上野町駅」として竣工した木造3階建、鋼板葺き腰折屋根の建物である。1階はコンコースと駅務室、2階は駅員の仮眠室等として使われ、3階には社長室があった。昭和16年(1941)の市制施行にともない「上野市駅」に改称された。桑町跨線橋は大正11年竣工の煉瓦積アーチ橋で、線路敷と上部の市道が直行しないため、橋脚とアーチがやや交差している。小田第二暗渠は大正5年に構築され、花崗岩を積み上げた橋脚の上に同じく花崗岩の切石を載せた石蓋式の構造は、極めて珍しい鉄道暗渠である。小田拱橋も同じく大正5年に構築された煉瓦積アーチ隧道で、現在も日常的な通行に使用され、「マンボ」の呼び名で親しまれている。
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歴史探訪 伊賀鉄道上野市駅舎(忍者市駅)