霊山山頂遺跡

霊山山頂遺跡
テーマ伊賀流忍者
見どころ・解説 伊賀流忍者の行場とされる山岳信仰の中心地です。信仰の中核となる霊山寺は、貞享年間(1684~1688)に記された当寺の縁起や藤堂藩の地誌『三国地志』には、嵯峨天皇の勅願によって最澄が創建したとあり、天台密教と関連があるとされています。山頂の窟内に宝塔の基礎があり、鎌倉時代の永仁3年(1295)の銘があることや周辺に五輪塔が散乱していることから、古くより山頂付近に寺院があったことがうかがえます。天正期の織田軍の侵攻の際に、壊滅的な打撃を受けたとみられていますが、霊山寺の本尊は焼失をまぬがれ、延宝年間(1673~1681)には柏野転輪寺の僧侶によって復興の足がかりとなる堂宇が山腹に建立されています。
所在地
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霊山山頂遺跡 所在地
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