御墓山古墳

御墓山古墳
テーマ古代の首長と古墳文化
見どころ・解説 御墓山古墳は、伊賀市北東部に所在する県内で最大規模を有する前方後円墳で、全長188m・後円部径110m、前方部幅80m程の規模を測ります。上野盆地北部を西流する柘植川が北から流れ入る河合川と合流する周辺は、「原東海道」のルート上に位置し古来より交通の要衝とされ、本墳より西北西1.4㎞の箇所には国史跡伊賀国庁跡が位置しています。
 南宮山頂より北方に派生する丘陵端に、前方部を北方に向けて御墓山古墳は築造され、墳丘南側は馬蹄状の周壕により丘陵を切断し、後円部を形作っています。墳丘は2段に築成していますが、前方部端には墳裾より下方にも葺石を伴う高低差のある段築が見られ、後円部側にも墳裾より外方に葺石を伴う低い段築が見られます。また、後円部西側には、墳丘に取り付く造り出しがあります。
 墳丘からは円筒埴輪、家形埴輪、蓋形埴輪が出土していますが、円筒埴輪の基底部径は37㎝を測り、古墳の規模に相応しい大型のものです。出土した埴輪の特徴から、5世紀第2四半期の築造時期が想定されます。
所在地
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上野エリア 御墓山古墳
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