蛇谷堀(内堀)

蛇谷堀(内堀)
テーマ上野城と城下町
見どころ・解説 蛇谷堀は上野城の東側、内堀と外堀の間にあった自然濠を人工的に掘り下げ、中堀の機能をもたせたものです。藤堂高虎による城郭普請の際には、この堀から長さ二丈におよぶ大蛇「山酸醤」があらわれ、夫役によって殺されたと伝わります。
 江戸時代が終焉を迎えると、役目を終えた城郭の堀は埋め立てが進みます。昭和8年(1933)には埋め立て地への上野警察署の移転が取り沙汰され、同13年には県下初の公設保健所である県営伊賀上野保健所が同地に建設されました。
 昭和39年、保健所は新築された三重県上野庁舎内へと移転し、現在は保健所跡地に病院が建っています。そして、その病院に隣接する場所に城郭の堀であったことを示す小さな池「蛇池」が残され、城郭の堀であったことの名残をとどめています。
所在地
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蛇谷堀(内堀) 所在地
上野エリア 蛇谷堀(内堀)
現況写真・図面
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