藤堂家所縁御殿の御門

藤堂家所縁御殿の御門
テーマ上野城と城下町
見どころ・解説 伏見桃山城にあったものを藤堂高虎が豊臣秀吉から拝領したと伝わっています。江戸時代には上野城の御殿にありましたが、明治時代になって城郭の土地・建物が払い下げられた際、旧藤堂藩士の矢守勝登が由緒ある建物の散逸を恐れて買い受け、自邸へと移築しました。
 その後、昭和41年(1966)に上野市へ寄贈され、現在は伊賀流忍者博物館内に移築されています。
 なお、御門の所有者であった矢守は、明治11年(1878)に「豊太閤桃山殿門図」を描き、その図が藤堂藩の重臣藤堂豊前家に残されていました。矢守の描いた図には、現在の瓦葺とは異なる檜皮葺の姿が描かれるなど、かつての御門の様子がうかがえます。
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藤堂家所縁御殿の御門 所在地
上野エリア 藤堂家所縁御殿の御門
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藤堂家所縁御殿の御門