テーマ | 上野城と城下町 |
---|---|
見どころ・解説 | 藤堂藩の上級家臣であった成瀬平馬が拝領していた屋敷の長屋門が残され、平成29年(2017)に市指定文化財に指定されています。長屋門は、入母屋造の木造平屋建、左右に部屋を有しています。この部屋部分は一時期、物置や居宅として利用されていたため、増築などの改変を受けていますが、中央の門扉、潜戸などは当初のままと考えられ、上野城内に残る唯一の長屋門として貴重です。 また、令和2年(2020)から翌年にかけて、長屋門の南側に広がる屋敷主屋跡の発掘調査が実施され、建物の礎石に関わる根石、カマドの痕跡など、武家屋敷の実体を示す遺構が確認されています。 なお、成瀬家は屋敷を文化・文政期に拝領したと推定され、正徳5年(1715)の城下町絵図では、当時、屋敷を拝領していた「本庄源太」の名前が記されています。 |
所在地 (クリックすると地図表示) | 上野エリア 成瀬平馬家長屋門 |
現況写真・図面 (クリックすると拡大表示) |
「伊賀市の文化財」へ
成瀬平馬家長屋門