入交家住宅

入交家住宅
テーマ上野城と城下町
見どころ・解説 藤堂藩で170石取の藩士であった入交勘平家の武家屋敷です。長屋門・主屋・土蔵・表屋など、武家屋敷を構成した江戸末期の建物群が残されており、平成14年(2002)度からの保存修理工事を経て、現在は一般に公開されています。
 江戸時代の武家屋敷は、藩政の一端を担う「役宅」的な機能をもっていたことから、接客空間と生活空間が明確に分けられていました。入交家住宅の主屋を見ると、式台のある玄関から続く次之間・座敷が接客空間、座敷の縁側にある上便所も来客用です。一方、家人は式台東側にある内玄関から出入りし、風呂場に隣接する便所を用いていました。
 入交家に残された「由緒書」によると、同家がこの屋敷を拝領したのは享保18年(1733)のことです。そのため正徳5年(1715)の城下町絵図には、当時、屋敷を拝領していた「梅原左内」の名前が記されています。
所在地
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入交家住宅 所在地
上野エリア 入交家住宅
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