テーマ | 上野城と城下町 |
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見どころ・解説 | 藤堂藩の重臣藤堂新七郎家の家臣であった中森家の屋敷です。正徳5年(1715)の城下町絵図を見ると、上野城の東側は、外堀に沿う形で北半分に「藤堂新七郎家下屋敷」、南半分に「藤堂玄蕃家下屋敷」の記載があります。その街区は「新七町」「玄蕃町」と呼ばれた地域で、両家の下屋敷が置かれるとともに周囲に陪臣が屋敷を構えました。 中森家住宅の主屋は江戸末期の建設と考えられ、当初は門の正面に東向きに出入口がありましたが、昭和初期の増築により現在の姿に変更されました。また、大正期に増築された離れには、床・棚・付書院などが設えられ、大正期らしい洗練さは武家屋敷の近代における変容を示しています。 |
所在地 (クリックすると地図表示) | 上野エリア 中森家住宅 |
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中森家住宅主屋・離れ・前蔵・蔵・門及び土塀・井戸屋形及び板塀