黒門(釘抜門)

黒門(釘抜門)
テーマ上野城と城下町
見どころ・解説 上野城下町では車坂・赤坂・向島の3ヶ所に木戸門が設けられ、他所者への検問や犯罪人の取締りなど、城下町への出入を警固していました。向島町に設置されていたのは、門柱の上部に2本の柱を横に渡して固定し、下部に扉をつけた釘貫門で、松煙墨によって黒く仕立てられていたことから「黒門」と呼ばれていました。
 文政12年(1829)、頼山陽は伊勢参宮の帰路、島ヶ原にあった鍵屋の辻仇討ゆかりの旅籠に滞在し、「上野黒門、是寛永年中、渡辺氏復仇之處、感而有作」として七言律句の漢詩を詠んでいます。黒門跡には、昭和52年(1977)に地元町民により「頼山陽詩詠 黒門跡」の顕彰碑が建立されています。
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黒門(釘抜門) 所在地
上野エリア 黒門(釘抜門)
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