テーマ | 伊賀の寺社建築 |
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見どころ・解説 | 西蓮寺は上野城を北東に望む眺望のよい丘陵にあります。南には藤堂藩の重臣、藤堂式部家の墓所がある龍王寺、北には2代藩主藤堂高次が閻魔堂を再建した常住寺があり、藤堂家ゆかりの寺院が並びます。なかでも西蓮寺は、天台真盛宗の祖、真盛上人が入滅した寺院として中世より広く信仰され、真盛自筆消息が伝わるほか、江戸時代に再建された真盛廟があります。また、藤堂家との関わりも深く、伊賀城代藤堂釆女家の歴代墓所、3代釆女高稠が寄進した蓮葉形銅製水鉢などがあります。 長い石段を登ると楼門にたどり着きます。楼門は、上層桁行3間、梁間2間の入母屋造で四周に高欄を設け、屋根は本瓦葺きです。下層は桁行1間、梁間2間で、棟通りの3間のうち、中央間を広くして扉を構えています。円柱の柱で柱上の組物は二手先で中備には蟇股があります。屋根は二軒繁垂木で廻縁は切目縁とするなど、格式高い建物となっています。釆女家や町衆との関係をうかがわせる華麗な建物といえます。 |
所在地 (クリックすると地図表示) | 上野エリア 西蓮寺 |
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