西大手門

西大手門
テーマ明治6年の上野城
見どころ・解説 明治6年(1873)頃に旧上野城の西大手門を撮影したものである。この画像の原板はコロジオン湿板写真ガラスネガで、東京大学史料編纂所の調査によってデジタル化された。西大手門の石垣の高さは1丈6尺(約4.85m)、その上に入母屋屋根の多聞櫓が建ち、櫓の下見板には突上戸や鉄砲狭間が設けられていた。画像の黒く欠損した部分の右下には、東・西大手に架かる橋の両脇に設置されていた柵が見える。しかし、反対側には柵はおろか外堀も見えない。これは明治6年4月より開始された堀の埋め立ての影響と思われる。
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