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遺跡情報システム 解説
160 辻古墳
1.全景
2.埋葬施設(割竹形木棺を収めていた粘土槨)
飯塚市菰田に所在し、穂波川と嘉麻川の合流する眺めの良い標高30m前後の丘陵上に立地する。開発工事に伴い、昭和61年度に飯塚市教育委員会が発掘調査を実施した。
墳丘は径30m、高さ5.2mの円墳で、埋葬主体部は長さ5.3mの長大な割竹形木棺をおさめていたと推定される粘土槨である。また、棺内部には本来、盤龍鏡、鉄刀、鉄剣、鉄鉇が副葬されていたと推定された。古墳の築造は古墳時代前期中頃から後半とされる。
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