1.調査状況
2.13号横穴墓
飯塚市花瀬に所在し、龍王山から派生した標高35m前後の丘陵頂周縁部に立地する。古墳時代後期に築造された横穴墓群である。従来11基の横穴墓が確認されていたが、平成23年度に飯塚市教育委員会が実施した開発工事に伴う調査で新たに5基(12~16号横穴墓)の横穴墓が確認された。新たに調査された5基の横穴墓のうち複室構造を呈するものは12号、15号、16号の3基で、この複室構造の採用の割合の高さは当地域の特徴でもある。また、羨門石組が12・13号横穴墓で確認された。
本横穴群が立地する丘陵上には平原古墳が所在している。
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