芳雄炭鉱

炭鉱名芳雄炭鉱
別称嘉麻炭坑、笠松炭坑、上三緒炭坑、綱分炭坑、山内炭坑
概要麻生太吉が明治17年(1884)に上三緒坑区を買収、明治21年には下三緒の笠松に60万坪の選定鉱区の許可を得て煽石炭採掘の嘉麻炭坑を開坑。明治27年9月、太吉は上三緒炭坑第一坑を開坑、明治32年頃には第二坑を開坑し、その後上三緒・綱分・山内の三坑を合同して芳雄炭鉱と称した。
上三緒炭坑は開坑以来25の坑口を開き、出炭量の王座を吉隈(桂川町吉隈〈採掘場所の大半は嘉麻市碓井〉)に譲るまで麻生の主柱として期待を担ってきた。昭和40年(1965)10月に閉山。
上三緒炭坑排気坑跡の横には、昭和56年に建てられた「小鳥塚」がある。これは、一酸化炭素ガス探知のため坑内に持ち込まれたカナリア等を弔ったものである。
場所上三緒
下三緒
綱分
柏の森
写真1