口絵

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目次

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解題

解題

巻一

自著 今治藩史 一 自天正至元禄

[織豊期(1568~1600)]

天正十三年 国分山城主村上掃部頭武吉敗走ス

天正十五年 福島正則国分城ニ入ル

文禄四未年 池田伊予守国分城ニ入ル

慶長三年 小川土佐守祐忠(一ニ慶長)国分城ニ入ル

[江戸初期(1600~1644)]

慶長六辛丑九月廿二日 大雄寺九世梅叟寿芳大和尚遷化

慶長七壬寅年六月十一日 今治城起工

同年八月廿九日 明之船土佐ノ国ニ漂着スト (永頼見聞録)

同年八癸卯年二月二日 今治町割

同年九甲辰八月十二日 松平美作守定房公生

慶長十乙巳年冬 烟草渡リ来ル (永頼見聞録)

慶長十三戊申 藤堂高虎伊勢国ヘ国替

慶長十六辛亥年一月十六日 定房八歳ノ時籠入ノ鳥ヲ賜フ

慶長十九年寅正月 虚無僧への上意

慶長十九年甲寅八月三日

河野門葉十八箇処侍大将

関ケ原御陣後諸大名エ御恩賞

慶長十九甲寅年 定房公呉服ヲ賜フ

元和二丙辰二月 定房公参勤

元和三丁巳六月 上洛供奉

元和二年七月 従公儀年貢米舛目ノ事ヲ定メラル

同年十月三日 従公儀御条目煙草作被禁止  道路橋梁修

元和五己未年 拝志町年貢ヲ免セラル

元和七年酉 定房公昇任

寛永二乙丑年正月十一日 定房公領地ヲ賜ル

寛永四丁卯年 加藤左馬介嘉明所替

寛永七庚午八月 定房鉄砲道具品ヲ献ス

寛永十一年 蒲生忠知公病没

元和六庚申年 秀忠公御上洛、

寛永四卯年 長島御領地附洪水、

寛永五戊辰年 濃州高須徳永左馬助殿領地没収ニ付、

寛永九年壬申 正月十七日家光公紅葉山御参詣、

寛永十二年乙亥三月 佐伯出雲大夫譲状之次第

古国分村ノ始

寛永十二乙亥九月二日 今治城主宮内少輔公所替

同年九月四日 松平美作守定房公入城

長島ヨリ随行譜代家姓名 (永頼見聞録)

九月十七日 参万石知行所引渡

寛永十二亥年十一月朔日 定時公御誕生童名長松様

寛永十四年丁丑 肥前島原一揆起

同年 古谷村ヲ割テ山口村ヲ置カル

寛永十六年己卯春 今治藩領知検地被仰付 (永頼見聞録)

同年己卯七月 前年来天下作毛凶作之処多々有之、

寛永十七年庚辰春 今治城外郭修補

同年庚辰年八月十五日 今治城主松平美作守定房公、讃州高松城在番

寛永十八年辛巳正月廿九日  夜ヨリ江戸大火、今治藩屋敷焼失、

寛永十九年壬午九月 野間八兵衛ニ酒株被仰付

寛永十九壬午年 春夏飢饉、讃州高松城松平右京拝領

寛永廿癸未年 定経公上謁家光公

[江戸前期(1644~1704)]

寛永二十一年甲申  正保ト改元ス 正月公儀触ニ曰ク

正保元年三月 松平美作守定房公、桑村郡観念寺御成

正保二乙酉八月十一日 松平定経公初テ今治ニ入ラル

定時奉台命、初赴今治 月日不詳(定剛公御書上御系譜)

正保年間 鳥生村称右衛門新田及八右衛門新田開墾ス

同三丙戌年 定房蒙命帰今治 (藩中佐々木家日記)

同四年丁亥六月 南蛮船漂着

慶安二丑年四月七日 日吉村ヲ割テ馬越村ヲ置カル (同村旧記ニアリ)

同二丑十一月廿六日 両神宮大明神旧社領之届 (控書神宮秘蔵)

慶安三庚寅六月十日 永壽院卒

慶安四辛卯年四月 城中ノ堀ニ蓮ヲ植

承応三甲午年 光林寺門末替

明暦二丙申六月十五日 藩主夢シテ大壷弐個ヲ掘ラシム

同年 藩主菩提寺建立

同年三丁酉正月十八日 江戸屋敷焼失

同年 今治大火 (藩中戸塚家記録)

同年 古塚ヲ堀リ七珠ヲ得タリ

万治二年己亥 加藤主膳定経公叙従五位任肥前守

万治三年庚子 定房次男定時之嫡男定直誕生

同年月日不詳 定経公ノ女多阿君生ル

寛文元辛丑年 河原新田築終 (藩中戸塚家記録)

同年二月 藩内物価

寛文二年 孫兵衛作村始メ

寛文三年五月廿三日 武家諸法度

寛文四甲辰年四月五日 今治藩主松平定房公御朱印ヲ賜

同年甲辰 助右衛門猪ヲ組留指殺

寛文四年十二月廿二日 戸塚助太夫使者トシ、土佐ヘ発向、不知其故、

寛文五乙巳五月廿二日辰ノ下刻 落雷人ヲ殺シ家ヲ毀ス

同年乙巳六月十八日 今治城主壱万石加封 (此ノ年日誌奥ニアリ)

同月同日 江戸御城代被仰付レタリ

同年十月三日 江戸下屋敷壱万坪ヲ賜ル

同年乙巳年 江戸御用所日誌抜書

寛文六年午九月二十八日 戸塚家古記ノ内御支配帳 写

御合力米

御切米

寛文七丁未年二月十八日 定陳公生

同年六月三日 幕府ノ上使今治ニ来ル

同年十月 大島猪鹿狩

寛文八戊申年七月廿七日 江島為信今治藩ニ仕

同年十月十九日 松平隠岐守定行公卒ス

寛文八戊申年二月六日 小石川出火

寛文九己酉七月十七日 脇屋義助公石碑再建

同年十一月朔日 今治城主於江戸京都上使帯命

寛文十庚戌五月十一日 定経卒

同年八月二十八日 定時嫡子ト成

寛文十一年辛亥七月廿九日 琉球人江戸屋敷ニ来ル

寛文十二壬子五月 高橋村伊予熊権現ヘ御寄進

同年四月九日 大雨落雷

同年八月晦日 白鷺一羽庭前ニ飛来リ、土蔵ノ内ニ飛入ル

寛文十二子極月廿一日

寛文十三年癸丑延宝ト改元 九月廿八日 琉球国中山王ト定房公往復書翰

同年五月十四日ヨリ十五日  大水 三ノ丸町口川橋落ツ

延宝元癸丑年 関東領知高一万石 物成納目録

延宝二甲寅六月廿六日 定時公家督 定房公御城代御免

四月十一日 大水所々堤破

四月十一日 大水、寺町前ノ川筋、海岸土手欠壊シ、又浅川堤防モ欠壊シ、

六月十二日 氷降ル

八月十七日 暴風雨

同年寅九月 御法度 (御用所旧記写)

延宝二甲寅年 定直松山家養子トナル

同年十二月十五日 定時公美作守ト改メラル (御系図)

同三年卯四月 定房公御隠居所敷地交換ノ事

申定一札之事

申定一札之事

延宝二甲寅年五月六日 定時公今治ヘ御初入部

同年六月四日 定時公天満宮御参詣

同年同月六日(八日ノアヤマリ) 起請文始マル (御用所日誌ニヨル)

同年八月五日 大洪水 東村堤防欠壊

延宝四辰 正月 定時公大島諸山猪鹿狩

延宝四辰年二月十六日 定時公地方鳥狩

同年六月廿八日 安心軒公卒ス

延宝四丙辰八月十九日 定時公卒ス

同年十月二十五日 定陳公家督相続

定時公御遣言書 写

延宝四丙辰年十二月四日 今治藩法度

延宝四丙辰年十二月廿五日 誓紙案文

延宝五丁巳正月 定陳公(岩松公事)幼年ニ付、家中仕置ノ事ヲ定メラル

当時代官請持区別

当時運上銀之覚

当時金利息の事

当時大坂米価ノ事

延宝六戊午年正月十七日 下木地山ノ木ヤキ尽ス

同年四月十六日 大鯨流来ル

今治町ノ糞尿ヲ米ニ換始ル

延宝七己未年三月 深川御屋敷ヘ移ル

同年九月廿七日 今治布木綿丈幅ヲ定

分限帳略記 (同年改)

延宝八庚申五月八日 公方様御薨ニ付藩ノ覚書

同年閏八月五日 強雨 頓田川堤防欠壊

延宝九酉六月 公儀巡見衆通行之事

今治ノ物価

延宝九年五月十六日 領分境ニ株木ヲ立ツ

五月三日 寺町ノ川ヲ浅川ニ流ス

同月廿二日 徒ノ組ヲ十七組ニ減セラル

延宝九辛酉  天和ト改元、今治藩、徒組三組ヲ減シ、十七組トナル、

天和二壬戌年五月 公儀御法度

(札巾一尺六寸五分 軒ニテ長五尺)

貞享元子ノ年 免帳奥乄

天和三癸亥年 痘瘡流行

同年四月十九日 権現様御法事 (日光ニテ)

貞享元甲子年八月廿七日 今治藩法度

[貞享二乙丑年 正月二日ヲ以テ、]

貞享二年 小物成銀御礼銭等

貞享二乙丑年 今治藩法令 並申渡定書

貞享二乙丑十二月五日 士族津川十兵衛不孝ニ付罸セラル

貞享元甲子十二月廿一日 定陳公御朱印ヲ賜ル

同年十一月廿五日 定陳公御順領

同年八月廿四日 定陳公綱敷天神参詣

貞享元年二月廿四日 松山領主回領

貞享二丑八月 拝志下新宮氏神ノ事

同年十月廿六日 伊勢外四社初穂米改正

貞享二年十二月ヨリ 酒直段ヲ定メラル

同年九月十七日 上神宮不動尊

貞享三寅八月七日 惣社川土手筋境改村々持分町間覚

同年八月廿六日 贋銀鋳者仕置之事

同年十一月四日 黒金門番人ヲ増ス (本丸表門ノ事)

貞享三年七月 藩士知行渡方差紙ノ例規

貞享四卯二月 検地平均証文ノ事 (本書村々異ナル、一例ヲ示す)

同三年十一月 熊ヲ射殺

貞享四丁卯年十月十八日 馬ノ尾ヲ切テ成敗セラル

同年十一月 馬保護之義ニ付達セラル 東武より申来ル

貞享四丁卯十二月廿五日 鉄砲改メ高

同年正月七日 衣干山松伐採松植付ノ事

同年九月九日 暴風雨

同年十月十日 堀ニ於犯禁殺生人成敗ノ事

[元禄元 辰六月] 覚

元禄元戊辰十二月廿五日達 年貢米俵入及村々月改荘屋事 (御用処日記)

村々月改荘屋之事

乍恐奉願御事

元禄元戊辰二月廿日 松平隠岐守公御廟参

同年同月同日 狩人ノ数ヲ定メラル

同年五月四日 酒直段ヲ定メラル

元禄元年 郷中運上中廃止アリ

元禄二巳十一月 村々庄屋組頭給役高定ノ事

元禄三庚午年 江戸御留守人配 (江戸御屋敷古記抜書)

火事之節役割

御足輕火事之節 役付

御中間火事ノ節 役割

火事之節人足役付

内証火事割

元禄三庚午八月 定陳公兵庫和田崎ニテ難船

同年八月十八日 家老森川永ノ暇

同年同月 家中御引米被仰出

同年八月十一日 大風雨

同四年未年 分限帳

元禄四辛未年八月九日 小泉村百姓今蔵仕置ノ事

元禄五壬申正月 藩臣扶持米渡リ舛ノ事

同年正月十七日 検地ノ始

同年 甘薯苗来ル

元禄六酉年正月十五日 御具足之御祝有之節於御本丸被仰出

元禄六年六月 大旱魃奈良原社雨乞

同年三月 佐島村塩田ヲ田ニ墾ク

同年癸酉五月 高輪長屋二棟焼失

同年五月十七日 佐礼山鐘堂造営ノ事

元禄六年十一月十四日 孝子荘兵衛ニ賞ヲ賜リタリ

同年酉十一月晦日 放火罪菊処刑ノ事

同年十二月廿一日 服忌令

元禄六年十二月五日 幸新田ヲ開ク

元禄七甲戌三月廿七日 松平伊賀守公ノ室卒ス

同年三月八日 太祝ヘ鳥生村ニテ地ヲ賜ル

同年四月二日 □□漁者私通罪

同年七月三日 大坂屋敷長屋落成

同年十一月二日 拝志町代官所支配ニ属ス

元禄八乙亥正月 年礼席順及差上物

元禄七甲戌年五月廿四日 覚

元禄八年乙亥正月 実入新田

同年二月 兵馬飼料手当定メラル

同年同月 佐嶋村荘屋賞与ヲ賜ル

元禄八年六月五日 今治寺町法華寺転地

元禄八年七月十七日 光林寺下屋敷移轉

同年九月二日 松平隠岐守今治通過

同年九月六日 南都大佛殿造営費募集

同年十二月廿六日 江戸木挽町御屋敷焼失

同年九月廿一日 金銀吹直被仰出

元禄八乙亥二月朔日 兵馬飼料手当ノ事

同年二月五日 佐島村庄屋賞賜 (前項と重複、省略)

同年三月十六日 検地宰許人松山人寺尾十右衛門ヲ饗ス

同年三月十八日 下女出代期限ノ事

元禄八年六月五日 法花寺寺地渡ル (御用所日記写ニヨル)

同年三月十八日 家中下女出代ノ期限等ノ事ヲ定メラル

同年十月八日 江島長左衛門為信病死

同年九月六日 京都大佛殿造営費奉加銭

同年七月十七日 光林寺下屋敷移転

同年九月二日 松山藩主御廻領古国分御廟所代参

同年九月六日 奈良大佛殿寄附

同年十二月廿六日 江戸御屋敷全焼

元禄十丁丑三月十二日 町人保護ノ事 (御用聞ノ事)

元禄九年四月四日 江戸御屋敷建築落成

同年六月十五日 御召船落成

元禄十丑六月 今治藩御支配記録

同丁丑年 幕府、諸藩ニ命シ、藩内ノ国絵図ヲ編集セシム

元禄十年六月九日 長谷村親殺市右衛門磔罪ニ処セラル

同年六月十二日 和田倉御番所詰トナル

同年八月十八日 江戸御下屋敷上棟式執行アリ

同年同月三日 盗賊牢抜ケ追捕者ヲ発ス

元禄十年十一月十七日 今度公儀ヨリ酒運上被仰出

同年十二月晦日 熊ヲ射留皮胆藩ヘ買上ケ

元禄十一戌寅正月十五日 御具足御祝ヲ賜ル

同年三月十日 関東御領地被召上

元禄十年五月廿六日 関東代地トシテ当国宇摩郡ニテ高五千石ヲ賜

元禄十一年寅四月 今治藩分限帳

元禄十一年戌寅六月五日 帯命福山城請取

元禄十一寅正月 江戸詰具足祝被下人員

同年三月十日 関東領地被召上

同年五月廿六日 宇摩郡拾八ケ村ヲ賜

同年六月五日 帯命福山城請取

同年十二月十八日 宇摩郡庄屋登城ヲ定メラル

元禄十丁丑年六月六日 御着府番割帳御玄関帳出 写

元禄十二己卯正月 御礼銭ノ始

同年二月 法皇ノ社修復ノ事

同年四月十一日 下屋敷長屋類焼

元禄十二年五月七日 江戸飼馬料定メラル

同年九月朔日 隠州公廟参

同年閏九月十日 松平定道公卒ス

元禄十三庚辰七月十五日 八幡社神輿備物

同年十月十八日 宇摩郡陳屋飾道具定

同年十一月廿五日 嶺頂院卒ス

同年十二月六日 水戸黄門公薨ス

同年十二月廿六日 嫡子定基公位階

元禄十四年辛巳三月廿三日 強盗罪仕置ノ事

同年四月十七日 三十三間堂焼失建築勧化

元禄十四年八月十八日 江戸大目付ヨリ渡サル書付覚

同年十月 匠作様知行所御用上地及代地ノ事

同年十二月三日 南都大仏殿勧化金 (江戸御在府日記)

元禄十四年十二月 銀子並銭相場を定メラル

元禄十五年二月十一日 高輪下屋敷類焼

同年七月廿八日 暴風雨 (東風後西風トナル)

同年八月廿六日 弓削嶋大火

同年閏八月八日 大雨

同年九月十二日 細工人江戸江帰

同年十二月十四日 浅野旧臣吉良上野介ヲ夜討ス

元禄十五年壬午九月六日 定陳公卒ス

同年十一月十日 定基公家督

同年二月五日 古国分池敷地交換

同年七月八月 大風雨

同年四月廿九日 定郷公生ル 御分家ニ於テ……(御系図)

同年七八両月 損毛高 (十一月七日附)

[同年月日] 一たばこ作畝 二十二町四反五畝十八歩、

元禄十六癸未年二月十五日 被仰出候御書付

元禄十六癸未年二月四日 赤穂義士切腹 (四ケ所御預四十六人不残)

同年同月十七日 品川沖ニ而国廻御用船五艘難船

同年二月十七日 品川沖ニ而国廻御用船五艘難船

三月十四日 米麦大豆他所停止

同月廿日 古国分石仏(地蔵)供養

同年未二月 多葉粉作畝届 (烟草作畝取調公儀被達)

同年五月三日 定陳公守本尊千手観音、虚空蔵、光林寺ヘ安置セシム

元禄十六年七月廿九日 狸ノ為ニ暇ヲ賜ル

同年八月十八日暁 暴風雨古谷川小鴨部川堤防被害

同年十一月廿八日 別宮明神社殿修補御寄附

同年六月十三日 定基公和田倉御番所御門番ヲ蒙ル

同年九月七日 京都西八条大通寺六孫王権現ノ社御受納始ル

同年十一月朔日 江戸大地震

十一月四日 稲荷ノ社造営

七月十三日 聖霊棚燈火取締