巻四
自著 今治藩史 四 自文化至万延
[江戸後期(1804～1852)]
文化元甲子十月 国分寺末寺法華寺離末ノ事
文化二乙丑年四月三日 藩学校ヲ置カル
文化三寅五月十七日 公儀御触
文化六巳年 旱魃
同年八月 御料所代官交代
文化七庚午十二月 御触書
[文化八未年十月十四日 定府無足引越之節、]
文化九壬申四月 御触書公儀ノ内
文化十一申戌九月 御中陰忌中ノ事
文化十二寅三月廿五日 御料所支配所替ル
文化十四丑年 古谷村作道通行拒絶ニ付テノ事
文政元戊寅七月十一日 公儀御触 （判金両替等事）
文化十癸【トリ】五月 盲人取締ノ事
文化十年六月十四日 蔵敷八幡普請ノ事
文化十四年丁丑五月十八日 藩学校新築
文政三辰十二月 今治藩法令「請書」
文政三庚辰年七月七日 藩主定休卒
文政六未正月十四日 今治藩法令 （国分村庄屋ノ旧記ニヨル）
文政六年未五月 藩主ヨリ御籏組ヘ達之覚書
文政六未年 旱魃雨乞 （国分村庄屋家旧記ニヨル）
[文政六年未年 （国分村庄屋旧記ヨり写ス）一御年貢米縄俵等之儀ハ、]
文政七甲申年六月廿一日 定芝公家督
文政八乙酉八月廿六日 遊行上人通行之事
同年八月 小役人不首尾申渡ノ事
文政十二丑年十一月 江戸定府在番ノ面々他出制届出ニテ
同十一月廿日 定剛公女板倉主税助勝官ノ室某卒、
十二月十二日 国分村脇屋公附庵焼失ス
天保二辛卯正月廿日 天保山波戸計
[同年卯四月十七日 御触]
天保三年辰六月 旱魃
九月九日 暴風雨富田川堤防決壊ス
同年 今治藩下実測図
天保五年午八月 貢米仕拂囲籾手締方之事
[同月廿三日 三役所手代共ヘ御勘定所御用ニ而、]
天保五年八月 御代官ヨリ被仰渡左之通
天保六年未年 凶作 （中村庄屋旧記）
天保七年申十月 進物差出之節席次被定
天保八丁酉八月 定保公家督
同月 耕地灌水之事
同年春 天下大飢饉粥ノ焚出
天保九戌正月 江戸御目見席次
四月 改
天保九年戌閏四月 御料私領御巡見ニ付郷中江
天保十亥年四月 古国分御廟所御代参ノ事
天保十二辛丑年五月 藩令アリ博奕ヲナスモノ左ノ項ニヨリ処スト
天保十二年辛丑 藩士一時家録ヲ滅セラル
同七月廿八日 御精進日魚類取締之事
天保十三年寅五月 金引替公儀触
触書
天保十三寅六月 作目付役ノ事 農業取締ノ為メ作目付役人ヲ置カル
[ ○農民江戸等へ出テ、]
往来状渡シ方ノ事
歌舞伎役者三都ノ外停止
天保十三年寅八月 今治藩改正法令
寅八月 吹替金差出方ノ事
寅十月 諸職人事
寅十一月 差縺訴訟ノ事
金利定限外所分方
郡米ノ事
席触
[ 多年御倹約被取行候所、]
[ 郡中大庄屋、]
[ 年来御上御支配向御不如意ニ付、]
[天保十三年寅十月 御年貢米奉納方之義ハ、]
[同年寅十一月 御上ヨリ買渡楮方申付、]
[天保十四年卯七月五日 近来於宇摩郡表、]
[同年卯六月七日 寺院僧身持不宜とて取締トシテ触書ヲ出サル]
[天保十四年卯九月 御年貢米取立之際、]
同年十一月 家中奉公人給米ノ規定ヲ達セラル
[天保十四年卯十二月 近年凶作等打続き農家疲弊ニヨリ、]
[弘化元甲辰正月 出雲国日御崎神社大破修繕勧化ニ付、 ]
[同年六月 神社入用等ノ石取候節、]
郡米部分引捨ノ事
弘化二乙巳三月 非常貯蓄ノ件ニ付公儀ヨリ触出シ
同年九月 耕地間河岸等ヘ樹木ヲ植ル事ヲ禁ス
同月 藩礼通用価格立替ノ事
[九月 一 南方村々百姓共、]
弘化二巳年 江戸表被仰越候御政度
[十二月廿七日 近世世上一統之風儀ニツレ、]
弘化三丙午十二月 日 農家家政注意 （国分村庄屋旧記原不明ノ文字アリ）
弘化四年丁未九月 藩用石積人扶持米定 （勘定役勤用扣）
弘化四未年九月十一日 勘定役勤用扣
嘉永元年申年二月十七日 御触江戸今治文通之事
同年申六月十三日 頓田川堤欠壊
嘉永元年申十二月廿三日 北方各村野山生一切拂之義ヲ達セラル
嘉永二巳酉七月廿八日 痘苗接種
嘉永三年戌二月廿日 御触 博奕ヲシタルモノ処分法ヲ定メラル
[同年ヨリ 一 飢人救扶持ヲ定メラル、]
同年戌八月 年貢米納方ノ事
[嘉永三戌十月 諸国稲作風害ニテ凶作之趣キヲ以テ、]
嘉永四亥年九月 御勘定所触
亥十月十五日 郷方ヘ御触
亥十一月 郷方御触
同十二月 田畑譲渡ノ事
嘉永四亥十二月四日 士族以下勤番之節扶持渡方等
嘉永五壬午年 御勘定所究
同年三月十九日ヨリ廿五日マテ 古国分村綱敷天満宮九百五十年祭執行
[同年大旱 五月中三日ノ所、]
八月 寺社地間数等ニ付御触書
十二月廿九日 江戸表御定メ
嘉永五壬午年 御代官所触書
嘉永五子九月 御触御年貢取締之事
[幕末（維新）期(1853～1861)]
嘉永六丑正月 覚
八月 旱魃につき布告
本年 旱魃記
十一月廿三日 藩吏給料渡方
嘉永六丑九月 諸勧化商人浪人等取締リ
八月二日 公方薨御触 （国分村庄屋旧記ヨル）
嘉永六年癸丑年 豊年
嘉永七年寅正月 秤改之事諸布令
嘉永七寅正月 吟味講ヘ被仰出書
嘉永七寅三月 郷夫非常ノ節増遣ノ事
嘉永七寅五月十八日 亜米利加船内海退帆 （国分村庄屋旧記写）
安政元寅九月 異国船渡来ニ付為用意郷夫水主ノ事
同年十二月 倹約触ノ事
嘉永改元安政ト号ス 御代官所触俄輿停止
同年十一月四日 大震
二年 大割役歩合ノ事外
安政二乙卯年正月 庄屋吟味請ニ於テ御触書
安政二乙卯年四月十一日 御触書
四月廿九日 奥様御遠行
六月六日 御触書
同年六月六日 御触書 （罪人取調ノ事）
同七月 御触書 （遊芸停止ノ事）
[同月 米價九斗ニ付、]
同十月二日 江戸大地震
同年十二月 御触書
安政三辰五月廿二日 和同開珎ヲ拾ウ
三月十九日 国分寺薬師開扉
同辰年三月 国分村国分寺薬師如来開扉
安政三年辰七月十三日 御触書
同年八月 御定法御触
辰八月廿三日 松平隠岐守遠行
安政四巳三月 御触
閏五月 御触
安政五戌午三月廿九日 松山城主今治領通行
安政五年九月十日 ウンカ虫狩
八月廿日 将軍病死
同年九月 悪疫予防ノ事
安政五年十月 立縄入俵ノ事
同年同月 御触書 （藩主より借入金の内示）
安政六年未正月 孝子七造外二名賞与ヲ賜ル
安政六未四月廿日 江戸白山御下屋敷ヨリ御上屋敷ヘ引越究
同年未四月 郡民救助
同六月 御触 （異形ノ風俗禁他）
[安政六年六月 諸外国ト交易御開設ニ付、]
同年八月 流行病互ニ注意ノ事
万延元申閠三月八日 国分村孝心賞美其文ニ曰ク
同年申五月二日 御触書 （節倹ノ法令也）
[万延元年申四月 前年中打続ク雨ニテ作物不作ニ付、]
同年六月 金銀新古通用比較交換ノ事
万延元年申七月 外国金銀丁銀同様量目ヲ以テ通用ノ事
同年十月 公儀御触 （酒造石高大水害ノ為減石ノ事）
同十二月廿四日 御触書 （博奕ノ刑期ヲ過ルモ同上ノ事）
[万延二辛酉文久ト改元正月 去年凶作ニヨリ、]
同年二月 郷方細民拝借飯料ノ事
同三月 宝壽寺旦家改派差縺レノ事
[同年酉五月廿八日夜 高輪東禅寺ナル外国人旅宿ヘ、]
[同年九月 再曰、]
同年十一月 座頭保護ノ事
同年十月七日 外鑑始メテ靹沖に定泊ス