巻五
自著 今治藩史 五 自文久至明治
[幕末（維新）期(1861～1868)]
文久元年酉十二月十五日 越智郡木浦村古江塩田落成
文久二年正月 異国船渡来ニ付出陳人数配
文久二戌八月八日 奢リノ風俗停止
同年十月七日 従来ノ藩閥政令茲ニ至リ一変セントス、其令左ノ如シ、
同年十月廿四日 勧農取締掛リヲ置ク
同戌閏八月廿六日 服制等改正ノ事
文久二閏八月廿六日 郡中取締懸リ合ヲ命セラル
郷村御呼寄ノ節村々御諭書 写
文久三年亥正月 今治藩臣富田金太郎上書文 （写）
文久三亥二月 軍事手当ノ事
同三月十四日 大砲鋳造ノ事
同三月六日 藩債ヲ発ス能ハス
[文久三年亥四月 領内社人ニ帯刀ヲ免サル、]
同年五月十一日 攘夷之義ニ付テ
同六月 御触 （国産木綿ノ事）
文久三年亥七月三日 今治藩触 （姉小路少将刃傷ノ事）
同月 覚 （女子木綿織立ノ主法）
覚 （庄屋社人座席ノ事）
御定触 （国産木綿売買等取締ノ事）
節倹触ノ事
亥七月廿日 口上触 （袴着用ノ事）
文久四子元治ト改元ス正月
席触 （御上洛ニ付取締）
[以廻文得御意候、]
[一近年田方へ桑植付候者多ク有之哉ニ相聞ヘ、]
[口上触]
[神奈川開港以来、]
[覚]
[一諸村秋作近来自然手入等不行届モ有之哉、]
[元治元年子七月朔日 以廻文申触候、]
[千両富興行]
同年六月十二日 今治藩士人物評論官民ヨリ聞書
元治元年七月 小松藩士田岡武藤二氏ノ事
元治元子年八月 徳川幕府長藩追討
[同年 長州軍幕府ノ追討軍ヲ軽ニシテ、檄ヲ四方ニ飛ハシ、]
元治元年子九月廿九日 御触 （長崎表出入諸関所）
[同年子七月朔日 以廻文申触候、]
[以廻文申触候、]
元治元子十一月五日 長藩追討郷夫賃及賦課ノ事
元治元子十二月 金融ノ為入質資本金ヲ徴ス
元治元子十二月三日 農兵組
元治二年丑二月 野菜市場
同年丑二月 国産櫨苗木
同二丑年 慶応ト改元
慶応元年丑五月 櫨實一手購入ノ事
[慶応元年八月 松木村吟味講席ニ於テ被仰出候]
慶応元丑十二月 桐植方産物主法
慶応二寅正月 牛馬売買ニ付、取締之事ヲ達セラル
三月 甘蔗植付ケノ始メ
五月 幕府再長藩ヲ征討ス
慶応二年寅二月 木綿寸法量目取締
[五月 当今時勢トハ乍申、]
[寅五月 一去夏以来異国船渡来ニ付、]
覚
慶応二年五月朔日 御触 （米価値下ノ事）
御触 （祭礼神輿略止ノ事）
[慶応二年六月廿日ノ事 （徳川将軍薨御）]
寅七月朔日 松木村ニ於テ吟味講被仰出候
慶応二年八月朔日 郷夫非常召集定
慶応二寅八月調 今治領分御物成米 （年貢米ノ事）
寅九月十一日 御触書
慶応二年寅十一月 商家への乱暴停止
寅十一月廿四日 強盗桜井村村上氏ヘ押入
慶応二寅十一月廿四日夜 盗賊乱入
卯十一月廿七日 当時舟持ノ益金 （小役人富田牧右衛門日記）
十二月 御触 （社木ノ件）
十二月 席触
慶応三卯十二月 公儀御触 （御用金ヲ出シタルモノヘ下渡ル）
慶応三卯二月廿三日 地島町方ヘ御触 （木綿丈巾量目）
同九月 検見ニ付触出其他
慶応三年卯十二月 宗忠講禁止令
[慶応三卯十二月 此度御一新御変革、]
同二月 松平ヲ久松ニ復
慶応四年 奥州会津讃岐高松予州松山上州大喜田伏見ニテ戦争
慶応三卯十二月 京摂騒動記
慶応四辰（明治改元） 松山藩征伐 （桜井村御用懸りノ日記ニヨル）
二月十八日 松山詰土州勢ノ内軍事方
同年五月廿六日 松山藩主復旧領
[明治前期(1868～)]
明治元辰五月廿五日 会津藩追討軍兵ヲ出ス （木村瀧三郎日記ニヨル）
明治元辰正月 御領民（中）論方大意 慶応四年也
同年辰二月 大赦ニ付テ被仰出
同月 大改革
明治元辰二月 富興行禁止令
慶応四辰三月朔日 三月朔日被仰出
同辰四月 藩士取高家来改正
閏四月 諸役人入込之節、夫役入用定
明治二年 数十年来の凶作につき藁を食用
明治三午正月 正直仙太郎賞ヲ請ク （後菅京造ト云フ）
正月十一日 山間ニテ銅銭掘得タリ
明治三庚午十二月十四日 今治藩禄制改革
明治五壬申三月 石鐡県設置
明治五壬申三月 大庄屋庄屋名称改正
同月 石鐡県達シ