街道点描

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ふるい街道に沿った宿場町の町並み。そこには細かい格子戸がたてられ、低い二階屋が続いているという姿が多い。二階の軒下の隣家との境に盗難除けと防火のための軒ウダツ、あるいは隣家との境に防火用に大きなウダツをあげているところも見られる。宿場の本陣は大名などの通行の時の宿泊所に使われるため、特別に大きい構えの家などが見られる。宿(しゅく)には伝馬が用意され、公用の旅人や荷物の継ぎ立てをする問屋があり、旅人のための旅篭(はたご)などもあって、宿場町はその土地の中心をなしていた。
 
遠山街道 上村 昭和38年
二階出桁(だしげた)作り

 
古い街並 高遠町 昭和35年7月

 
辻 根羽村 昭和46年8月
道の分岐点(ワカサレ)に石塔をたて行先を刻んで道標とした。

 
出桁(だしげた)作り 根羽村 昭和46年8月

 
木炭の集荷 清内路村 昭和50年4月

 
屋号の看板 伊那市西町 昭和34年11月