歌舞伎

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江戸時代の歌舞伎芝居の流行の影響を受け、村の産土神(うぶすなかみ)の境内に舞台が建てられ、村人によって祭りの日に歌舞伎芝居が上演されることが多くなり、なかには回り舞台までもつような所もある。そうした流行も時代とともにすっかり衰えたが、いまだに古い伝統を伝えている所がある。下伊那郡大鹿村の大鹿歌舞伎、上伊那郡箕輪町の箕輪歌舞伎などはその著しいものである。
 
写真上:箕輪歌舞伎 箕輪町 昭和43年4月

 
箕輪歌舞伎 箕輪町 昭和43年4月
江戸時代の歌舞伎芝居の流行とともに、それが地方に及び、村の産土神(うぶすなかみ)の境内には舞台がたてられ、村の若連(わかれん)を中心として、祭に奉納されるようになった。