獅子舞

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獅子神楽 獅子頭をご神体として、村々を訪れて獅子舞を行い、悪魔払いや火伏せ・息災延命を祈る神楽。
神楽系の獅子 二人立ちの獅子で、大ぶりな神楽系統の獅子頭にホロを垂らし、その幕の中に二人から二人以上の者が入って獅子を表す。この二人立ちの獅子のうち、ホロの中に囃子方を入れて獅子がお練りをする「練り獅子」と、ホロに前足と後足役が入る形で大(代)神楽の舞を主とする「大神楽獅子」があって、この双方が各地に分布している。
 
北大出神明社 上伊那郡辰野町伊那富 昭和43年10月
辰野町北大出の神社の祭りに奉納される、天狗と獅子の神事。
4匹の獅子と3匹の天狗のかけ合いがあって、最後に獅子が見物の群衆の中にはいって咬みつく。獅子に咬んでもらうと無病息災で幸福になるといわれ、幼児の泣き怖がるのを親が無理に抱きかかえて咬みついてもらう風習もある。
北大出神明社

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今田人形 飯田市竜江 昭和34年

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羽広の獅子舞
 悪魔払い、五穀豊穣を祈る行事で、小正月15日朝から1日がかりで行われる。
 
羽広の獅子舞 伊那市西箕輪羽広 昭和46年1月
獅子は頭を持つ人と後舞いとで二人で舞われる。囃子は大小2コの太鼓、数人の横笛がつく。
羽広の獅子舞

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羽広の獅子舞 伊那市羽広 昭和45年9月
羽広の獅子舞

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お練り祭り
 飯田市の大宮諏訪神社の式年大祭に合わせて行われるようになった。飯田・下伊那で最も大きな祭りで、大名行列を中心にこの地方の屋台獅子が街中を練り歩く。
 
東野の獅子舞 飯田市
宇天王に誘導されて舞うもので、高森町大島山に伝わる舞楽系の獅子舞の系統である。
東野の獅子舞

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麻績(おみ)神社獅子舞 飯田市座光寺宮ノ前 昭和53年4月
「菅原伝授手習鑑」車引きの場面で活躍する三ッ子の兄弟(松王・梅王・桜丸)が獅子曵を行い、獅子頭を仇として切る場面を演ずる。郷内の豊作平穏無事などを祈願して奉納する。文化8年(1812)、大宮神社と称していた頃より舞いはじめられた。この3兄弟の後方に獅子。高岡神社より舞い始め、2km練り歩いて麻績神社にて一周参拝して舞い納める。
 
萩山神社の獅子舞 高森町下市田 昭和53年4月