泉大津市立図書館のはじまりと朴斎文庫
泉大津市立図書館は、1949(昭和24)年9月2日に開館しました。この時、大阪府内の公立の図書館は、堺市、岸和田市、豊中市など数ヶ所の市にしか設置されていませんでした。泉大津市に周囲の自治体よりも早く図書館ができたのには、二人の人物がかかわっています。それは吉田玉鳳と近藤朴斎です。
玉鳳は、地域の文化水準を上げたいという想いから、図書館を開館しようとするなかで、もともと知り合いであった朴斎に協力を求めました。朴斎は南宋画を学ぶために、非常に沢山の本を持っていたので、それを泉大津市に寄贈することにしました。その寄贈された本を中心に、泉大津市立図書館が開館しました。