目次
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水海道市史 上巻
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第二編 原始・古代の水海道地方
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第三章 遺跡各説
8 内守谷向地(むかいじ)遺跡
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旧小谷沼から延びる谷津田に東西を囲まれ、半島状に北方に延びる台地の先端にあたる水海道市内守谷町向地(稲荷山)に位置する遺跡で、菅生城址及び内守谷本郷遺跡の対岸にあたる。未調査のため遺跡の性格等明らかにし得ないが、縄文時代中期ごろの土器や古墳時代の土器も出土しているため、複合遺跡とも考えられる。さらに、先年、東京工業大学の調査によって、古代社会における鉄製品の残滓が確認されており、製鉄遺構の存在することも推定される。