目次
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水海道市史 上巻
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第二編 原始・古代の水海道地方
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第三章 遺跡各説
12 坂手日之王神(ひのおおじん)遺跡
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鬼怒川と旧小谷沼に挾まれ、細長くほぼ南北の方向に延びる台地上、水海道市坂手町米山の日王神社境内に当遺跡は位置する。
古くから縄文時代前期ごろの土器片が出土することで知られていたが、近年、社殿の周辺で住居址の落ち込みが認められ、隣接地での土地造成工事中にも住居址の存在が確認されている。
この狭長な台地上に、わずか二例の確認例で多くを記すことはできないが、集落立地も条件的には極めて恵まれており、相当数の住居の営みのあったことが想定できる。