目次
/
水海道市史 上巻
/
第三編 中世の水海道地方
/
第三章 宗教と信仰
/
第四節 浄土宗と地方文化
能満寺
236 ~ 236 / 517ページ
良肇は青柳(相馬郡井野村)本願寺の聖冏の許より、浄土真宗の報恩寺に来り、能満寺(横曽根村谷津明生庵虚空蔵)に居住した。浄土宗に転じていたので瓜連常福寺に移り聖聡の弟子となり応永四年から安養寺に寄寓し、応永二一年(一四一四)飯沼に弘経寺を開いた。能満寺檀家古谷氏は弘経寺の檀徒となっている者が多い。細野(横曽根古新田)開発に移住した古谷本家には院殿大居士の諡号が残っている。