正専寺

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正専寺は大塚戸村(水海道市大塚戸町)にあり、開山は良暁(16)で、文安五年(一四四八)である。もと極楽寺と称した。境内は小谷沼に臨んだ地で、松山(一度、大山と改称)という所だが大塚戸城内(二の丸)となった。天正五年春、横瀬若狭守の籠る同城は落ち、寺も戦火をうけた。そこで坂手極楽寺の去った所に、天正一九年(同年大塚戸村検地帳に載る)前に移り、正専寺と改称している。