目次
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水海道市史 上巻
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第三編 中世の水海道地方
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第三章 宗教と信仰
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第四節 浄土宗と地方文化
正専寺
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正専寺は大塚戸村(水海道市大塚戸町)にあり、開山は良暁
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で、文安五年(一四四八)である。もと極楽寺と称した。境内は小谷沼に臨んだ地で、松山(一度、大山と改称)という所だが大塚戸城内(二の丸)となった。天正五年春、横瀬若狭守の籠る同城は落ち、寺も戦火をうけた。そこで坂手極楽寺の去った所に、天正一九年(同年大塚戸村検地帳に載る)前に移り、正専寺と改称している。